この作品は夢の中で見た世界を、アレンジした1作です。
龍と蛇は関係が深く神の使いでもあります。
正面に描かれた月とカサブランカ。
それぞれは私自身に向けて、自分の信念や人生の生き方を象徴した作品になります。
《涙》はサンズイに戻ると書きます。
文字通り涙は流しただけ自己を知り、本来クリアな自分の姿へと戻ってゆく事が出来ます。
龍の一般的なイメージは強くて、勇ましいといった堂々としている絵を観る事が多いと思いますが、私が描いたこの龍の「涙」は意外性や尊さを敬い表現した作品です。

決して涙とはネガティブな意味だけではないですし、どんな形であれ涙は心を動かされた証。
プラスでもマイナスの感情が動いたとしても、涙の先は変容と成長があります。
「あなたはどんな時に涙を流しますか?」