高校時代に美術展へ出展した作品です。当時は絵の知識もスキルも未熟だった為、とにかくしっかりと物を捉えて、物の質感や重量感を意識して描くようにしました。
授業が終わって放課後は木炭デッサンと油絵の具を使って修練し、作品をこなしていく上で絵画の基本を身につけていきました。
1枚の絵からはいつも新しい発見があり、昨日の自分より一歩でも自分自身を超えていけるような気持ちで絵と向き合いました。
作品が21世紀美術館で飾られ時は、初めて今まで味わった事の無かった達成感と快感を得た気がしました。
会場に飾られている作品を見回した時に、これはどうやって描いているのだろう?こんな発想は面白いな〜作者の方はどんな人なんだろう…?
まだまだ自分は小さな世界にいるんだなぁ〜と気づけた機会でした。
大概のお勉強は暗記をして、公式にあてはめたら答えが出るけれど…アートは十人十色という言葉があるように、答えや個性が限りなくあると思います。
その人ならではの個性を生かせるように、もっと自分の表現力や視野を広げたいと思う事ができたきっかけでした。